- 2010年7月24日 23:41
―天神峰現闘本部裁判控訴審闘争①
7月23日午前11時から東京高等裁判所429号法廷(井上繁規裁判長)で、天神峰現闘本部裁判の初弁論がおこなわれました。
最初に北原鉱治事務局長と萩原進事務局次長が意見陳述。
北原事務局長は、現闘本部の地上権設定の経緯について、現闘本部建設当時の経過を詳しく述べながら、明らかにしました。これらの事実を無視した千葉地裁・一審判決を「結論先にありきのきわめてずさんな判決」と批判しました。そして「天神峰現闘本部は全国労農学人民のものです。理不尽な明け渡し・撤去策動など絶対に許しません。反対同盟は、全国の人々が注目しているこの裁判を徹底的に闘いぬきます」と宣言しました。
萩原進事務局次長は、ずさんな一審判決について「全面的に検証すべき」と、その問題点を明らかにしました。団結小屋が作られた経緯や、現闘本部建設当時の背景を語り、一審判決の地上権否定が根拠のない決めつけで不当なことを明らかにしました。また、石橋家をよく知っていればこそ、石橋恵美子陳述書のウソについて指摘。反対同盟副委員長だった頃の故・石橋政次氏の本意ねじ曲げ、念書や領収証といった証拠をつぶすために、真実をゆがめようとして作られたものだと断罪しました。
2人の陳述に続いて弁護団は、百数十ページに及ぶ控訴理由書の核心点を全員が代わる代わる口頭で展開。一審判決を全面的に批判する弁論をやり抜きました。(続く)
(写真は裁判終了後の報告会)
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