反弾圧反警察集会で鈴木いとさんがアピール

―５・２０不当判決・高裁弾圧粉砕！３８名を即時奪還しよう！

　６月４日、公安警察解体・反弾圧・反警察運動（反反運動）主催の、「打ち破れ挙国一致体制、つきくずせ有事治安体制、ぶっつぶせ戦時司法反弾圧・反警察集会」に婦人行動隊の鈴木いとさんが参加しました。　集会に集まった人々を前に鈴木さんは次のように熱烈な檄を発しました！

　「天神峰現闘本部は反対同盟が初めて建てた団結小屋です。私も菱田から天神峰まで数え切れないほど通いました。現闘本部で開かれた婦人行動隊の会合にも参加しました。現闘本部には私たちの空港絶対反対の思いが詰まっています。そして実際に空港完成を阻んでいる反対同盟のかけがえのない拠点です。現闘本部破壊をくい止めるために執行停止を申し立てた弁護士さんたちと一緒にいた反対同盟と支援者５０人を逮捕するというデタラメに怒り心頭です。
　今回我が家では３人が不当逮捕されました。夫（故・鈴木幸司さん）の２度の逮捕の経験もあるし、三里塚闘争は国家権力を相手に４５年も闘っているのだし、さして驚きませんでした。私もあの日行っていたら、やはり不当逮捕されたのだと思いました。とはいえ、一家で３人も同時に逮捕されるというのはこれまでなかったことです。それだけ国や空港会社が焦っているということだと思います。大不況にあわせて震災や原発事故で世の中は、もうめちゃくちゃです。被災した人々の怒りが三里塚と結びつくことを恐れた弾圧だと思っています。
　私は初志貫徹でがんばります。市東さんの畑も現闘本部も私たちの一坪共有地も守りぬきます。早いもので夫の一周忌を迎えます。家族一同あらためて「闘えば必ず勝つ」を胸に刻み空港廃港の勝利に向けて闘います。一日も早く獄中の仲間たちを奪い返して共にがんばりましょう。」

　また北原鉱治事務局長、萩原進事務局次長、市東孝雄さん、鈴木謙太郎さん、野平聡一さん、太郎良陽一さんからのメッセージが紹介されました。獄内―外を貫く、反戦・反核・反差別・反弾圧を闘う全国各地の人々は以下を決議しました.

１、５月２０日の５０名不当逮捕を弾劾する。３８名の拘留延長弾劾！直ちに釈放せよ！
２、東京湾岸署は女性被疑者への全裸検診を直ちにやめよ！全裸検診を強要された婦人行動隊に謝罪せよ！
３、原宿署、東京湾岸署、西が丘署の差し入れ妨害を弾劾する！生活必需品の５点セット（歯ブラシ、歯磨き粉、石鹸、石鹸箱、タオル）、下着、Tシャツなどの衣類の差し入れを認めろ！、無用な差し入れ制限を撤廃せよ！　

　弾圧を粉砕し現闘本部を実力で守りぬこう！