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鈴木さんの一坪共有地裁判に結集を

  • Posted by: doumei
  • 2011年6月 8日 17:50

 明日6月9日、鈴木さんの一坪共有地裁判がおこなわれます。
 この共有地は鈴木幸司さん、いとさん夫妻が共有者でしたが、幸司さんが昨年亡くなったことで長男の謙太郎さんとその妻加代子さんが持ち分を継承しました。訴訟についても引き継ぐことを申し立てましたが、前回3月10日の裁判で原告・千葉県は、加代子さんの訴訟受継について「認められない」と言ってきました。
 一坪共有地を奪い取って造ろうという「成田国際物流事業の複合基地」なる計画はとっくに破産しています。千葉県がやろうとしていることは、土地を取り上げ造成して、空港会社に売り飛ばすだけという、地上げ屋そのもので、一片の公共性もありません。
 もともと一坪共有地は空港反対運動のために地主から「三里塚地区周辺に土地をもつ会」(一坪共有運動の組合)に提供されたもので、その会則では「会員の死亡時は共有地の持ち分は空港反対の意思を持つ者を指定して取得させる」と明記されています。謙太郎さん、加代子さん夫妻も手続きを経て引き継ぐもので、千葉県のように、共有権を金で買いあさることこそ、不当であり認められるものではありません。千葉県は一坪共有地が組合有であることを否定するために、加代子さんの訴訟受継も認めないのです。
 この訴訟受継問題について、前回、仲戸川隆人裁判長は、「この時点で裁判所が判断することは可能だが、双方の意見を聞いてからそう遠くない時期に判断する」と、回りくどい言い方に終始しました。
 2月4日の東京高裁・井上繁規裁判長による天神峰現闘本部裁判結審強行の怒りが、大もととなる地裁反動判決を出した仲戸川裁判長に向けられる中で、この日法廷に臨んだ反対同盟、弁護団、傍聴者の気迫の前に圧倒されて、仲戸川裁判長は結論を先送りにしたのです。

 皆さん。裁判所によるデタラメを私たちは許すわけにはいきません。この一坪共有地裁判における片寄った訴訟指揮を許さないのみならず、5・20東京高裁不当判決・大量逮捕の怒りも込めて、明日の裁判に集まりましょう。38名の即時奪還を勝ち取りましょう。
 

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