- 2011年6月10日 00:41
6月9日千葉地裁で鈴木さんの一坪共有地裁判がおこなわれました。
最大焦点の訴訟受継問題(昨日の記事参照)で、仲戸川隆人裁判長は今回も結論を出さずに先延ばし。現闘本部裁判の高裁不当判決・大量逮捕・不当勾留の怒りをかわしたいという態度がありありでした。
一坪共有地裁判については別途報告します。
裁判後におこなわれた裁判報告の場で、あらためて5・20不当弾圧と徹底的に闘い、現闘本部破壊・撤去攻撃に対して、身体を張って闘おうという檄が発せられました。
・北原鉱治事務局長
「5月20日の裁判は、皆さんどう思いますか。あれが今、日本のたどっている道なんだ。めちゃめちゃだよ。同盟もパクられたわけだけど、根拠がないんだよ。きちんと答えなさい、公平な裁判をやりなさいよと、私は言っているわけですよ」
「何が正義かってこと。今の社会は正義のかけらもない。これで若い者にがんばれといえますか。私たちに正義がある。日本の将来を決めるのは三里塚闘争以外にない。皆さんと一緒に世の中を変えるために三里塚は闘います」
・顧問弁護団
「今回の弾圧は三里塚闘争の大きさをあらわしている。50名逮捕は歴史に残る暴挙。三里塚闘争を再度爆発させる時」
「裁判所に次のように申し入れをおこなった。『45年間闘っている三里塚闘争に対する公安の憎悪を込めた弾圧が本質だ。反対同盟と支援はこのような弾圧に一ミリも屈する者ではない。不当弾圧にはそれを数倍する怒りの大衆的抗議が澎湃としてわき起こる。反対同盟顧問弁護団はこの不当弾圧を絶対に許すことはない。本件で不退去罪はあらゆる意味で成立しない。
万が一不当な起訴がなされたならば、現闘本部死守のために、反対同盟を中心とした全人民総力の総結集による一大闘争の、その主要な戦場のひとつとして、戦闘的公判闘争を闘うことを確認する』と」
「勾留理由開示公判では、裁判官のデタラメな釈明を引き出した。退去命令自体が曖昧。口で言っただけ。共謀についても誰がいつという基本的なことに何も釈明できない。『北側ホールに滞留した』と言うが、北側ホールの概念すら明らかにできないお粗末さだ。即時釈放と速やかに不起訴処分にしろと申し入れた」
・萩原進事務局次長
「現闘本部の持っている重みは絶対的に大きいんだ。あそこを封鎖(1990年)するにしたって、反対同盟はそこに立てこもって守るんだという方針の下に闘いぬいたから、撤去できなかった。
だから、あれを取りに来る、破壊する、あるいは撤去することに対して、我々は何度も『闘うんだ』と言ってるわけだけど、世論も含め、みんな注目するんですよ。
20日がああいう闘いになったのも、井上裁判長がああいう判決を出したのも、それだけ敵にとってみても現闘本部が大きな位置を占めてることの証(あかし)なんだ。
であるなら、弁護団の申入書にもあった心構えを持って、これからやっていきたい。
同盟は、20日みたいな事態も覚悟しながら、断固闘う姿勢を示していきたい」
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