- 2012年9月 5日 21:02
小泉市長が「23時」の制限緩和を周辺市町に提案
――カネ儲けに走るLCCに便宜供与
住民の生活のことなどまったく考えない、度し難い提案を小泉市長が始めています。その提案とは、「23時の飛行制限について、弾力的な運用を考えたい」(8.29記者会見)というもの。要するに、
「真夜中の飛行制限を取り払い、2S時をこえても飛行機を飛ばせるようにしろ」
というのです。
ことの始まりは運行を開始したLCC(格安航空)の、あいつぐ欠航問題。たとえばジェットスター・ジャパンは7月3日の初日に遅れが続き、新千歳からの最終便が成田の門限に間に合わず欠航しました。その後も欠航や目的地の変更があいついでいます。もちろん、その原因は成田の時間制限ではなく、命よりもカネを優先するLCCの無謀な運航計画にあることは明白です!
LCC=命よりもカネ優先
競争社会にひそむ危険
たとえば、ジェットスター・ジャパンの場合、成田一福岡、成田一新千歳、成田一那覇の路線を、たった3機を使い回して運行しています。滞在時間はわずか30分、乗客を乗せたまま給油し、成田にしか整備士はいません。「成田一新千歳4580円」を宣伝するエアアジア・ジャパンも推して知るべしです。
安全無視の格安料金でカネもうけに走るLCCと、その誘致に必死の成田空港。その空港が落とす税金と補助金に、依存する成田市!「原子力ムラ」ならぬ「空港ムラ」の利権構造の前に、住民と乗員・乗客の命が危険にさらされる。本当に大事なものは何か、-考えるべきです!
いま成田空港の飛行時間は、早朝6時から真夜中の23時までの17時間に制限されています。
でも空港直近の東峰地区の騒音レベルが、ガード下なみの120デシベルであることはご存じでしょうか。制限緩和など、絶対に認めることはできません。
飛行直下の騒音地帯は例外なく、早朝・深夜の大騒音に苦しめられています。制限緩和の次にくるのは「24時間空港」です。許してはなりません。
10月7日私たちは空港予定地の畑を会場にして集会を開きます。被災地・福島やオスプレイに反対する沖縄からも参加し、反原発・反TPP、基地と空港、農地取り上げに反対します。どなたも参加できする集会です。来て下さい!
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