Home > 9・17鈴木一坪共有地裁判で、仲戸川裁判長と千葉県を徹底的に追及

9・17鈴木一坪共有地裁判で、仲戸川裁判長と千葉県を徹底的に追及

  • Posted by: doumei
  • 2009年9月21日 21:07
p090921_1.jpg

― (9月17日の記事の続き)

 9月17日、鈴木一坪共有地裁判の弁論冒頭、仲戸川隆人裁判長に対して、天神峰現闘本部裁判での不当な訴訟指揮に対する弾劾が叩きつけられました。裁判長は「この裁判とは関係ない」と逃げ回るのみ。傍聴席からも、反対同盟を先頭にして「法廷の場で話しをすると(民事5部書記官室での申し入れに対して)回答したじゃないか」「この場で答えろ」などの怒号が飛び交いました。仲戸川裁判長は完全に立ち往生し、対応不能になりました。
 弾劾の手応えを感じた葉山岳夫弁護士が、鈴木一坪裁判の陳述に移りました。
 今日の弁論の焦点は主に二つ。一つは前回、鈴木さん側が出した「千葉県産業三角構想に公共性はない」など求釈明への回答が、きわめて不誠実で具体性に欠けること。二つは、県自身が陳述しているNAAへの譲渡問題について、「譲渡契約書、買い付け証明書、購入申込書」などの文書の提出命令が裁判所から出ているにもかかわらず「そういう文書は存在しない。だから提出できない」と明らかなウソをついて、言い逃れをしようとした問題です。
 

 そもそも、県側は鈴木さん名義の一坪共有地を強奪し、この一坪共有地を含む場所を整地し、物流基地として整備する計画でした。それが前述した千葉県産業三角構想です。ところが、三角構想自体が破たんしたため、県はこれをNAAに譲渡しようと計画変更しました。そして2007年4月に譲渡するメドだった、と陳述書に明記しました。そこまで譲渡問題が具体化しているのであれば、当然、前記3つの文書が存在していなければなりません。そして、鈴木さん側は前回の弁論で裁判長に提出命令を要求し、仲戸川裁判長もしぶしぶこれを認めました。ところが、前述のように県側は「そのような文書は存在しない」と素人でもだませないようなウソをついたのです。
弁護団が口々に反論・抗議を行ないました。傍聴席からも激しい弾劾が浴びせられました。こうした法廷内闘争に気おされて、仲戸川裁判長は「もう一回探してあったら提出するように」との訴訟指揮を行なわざるをえなかったのです。

あいさつする弁護団

 弁論後、70人の傍聴団を交えて総括集会がおこなわれました。葉山岳夫弁護士が「傍聴闘争の力も得て法廷での主導権を握ることができました。さらに千葉県側を追いつめていきましょう」とあいさつ。反対同盟からは鈴木いとさん、謙太郎さん、北原鉱治事務局長、萩原進事務局長が発言「鈴木さんの裁判、天神峰現闘本部裁判、市東裁判のどれもが緊迫してきている。取り組みを強化して闘おう」としめくくりました。
次回は来年1月28日(木)午前10時30分です。次の反対同盟裁判は10月20日午前10時30分と11時10分、市東さんの行政訴訟、農地法裁判です。傍聴よろしくお願いします。

Home > 9・17鈴木一坪共有地裁判で、仲戸川裁判長と千葉県を徹底的に追及

ページ上部へ戻る