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市東さんの農地を守ろう!9・21群馬集会が大成功

  • Posted by: doumei
  • 2009年9月26日 23:53
市東さんの農地を守ろう!9・21群馬集会

9月21日、「市東さんの農地を守ろう!9・21群馬集会」が群馬・市東さんの農地を守る会の主催で、昨年を倍する80人の結集で勝ち取られました。 昨年秋の会の結成以来、群馬における運動の広がりがはっきりと感じられる、熱気あふれる集会でした。
 共同呼びかけ人の高階(たかはし)ミチさんが主催者あいさつを行い、「先日、市東さん宅を訪れましたが、市東さんの畑に立った時、これを守らないと自分の存在もないと思いました」と語り、市東さんを守る運動の拡大を訴えました。
 基調報告では、三里塚が43年も闘い続けて来た根っこに動労千葉を先頭とする労働者との労農同盟があったこと、市東さんの農地を守り、三里塚への攻撃を打ち破る闘いが、労働者農民、人民の未来を切り開くことが鮮明に提起されました。「市東裁判を支援しよう」「10・11三里塚全国集会に集まろう」という訴えが次々となされ、10・11大結集への手応えを肌身で感じることができました。
 集会には市東孝雄さん自身が参加し、集まった人々に決意を込めてアピールしました。以下に発言を紹介します。
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あいさつする市東孝雄さん いま、話に出ていました八ツ場(やんば)ダムの中止、それと地方負担金の返還というものが発表されました。これは民主党の成果というものではありません。今まで地道に闘ってきた人たちの勝利だと私は思っています。
今日の集会のビラに、「1960年代、死者まで出した安中公害、足尾鉱毒、八ツ場ダム」とありますした。成田の空港問題も、国と大企業が住民、農家を痛めつけ、それともう半世紀近く闘っています。
 富岡製糸工場が世界遺産候補といいますが、養蚕農家はありません。農家潰して、国滅ぶ。農業を切り捨てのあげくに、今年農地法が改悪されました。絶対許せません。
 今、不況で食べていけない、どんどん悪くなる一方です。それへの怒りが形になった。
 政権交代は、自民党政治を拒否したということであって、民主党に期待しているわけではありません。
 そういうなかに私の闘いがあると思います。私の闘いは、「農地死守」「農地を絶対に守りぬく」ことです。

 先ほどの話にもあったように、ここ群馬から7名で援農に来ていただきました。少しでも(現地の)様子がつかめたかなと思います。私はあのような状況の中で日々、農作業、反対闘争と忙しくしています。国家権力の機動隊とか私服刑事の24時間監視、それと飛行機の騒音、排気ガス攻撃の毎日が続いています。
市東さんの農地を守ろう!9・21群馬集会 私の家は誘導路まで150m、暫定滑走路まで200mです。周りをフェンスで囲まれています。私の畑は土地収用法が失効したところです。それを空港会社が、農家を守るべき農地法を悪用し、追い出そうとしています。この畑は市東家三代90年にわたり、誰からも一切文句も言われず、耕し続け、肥沃なすばらしい農地にしました。この畑で野菜を作ることに生き甲斐を感じています。長い年月をかけ、完全無農薬有機野菜を作ることに誇りを持っています。
 食の安全が言われますが、私は自分の畑と消費者とのつながりに自信を持っています。農地法で農地を取り上げることに強い憤りを感じます。どうしても納得できません。
 国会で農地法が改悪されたと先ほど言いましたが、第1条の「耕す者に権利あり」、これを取り除いちゃったんですよね。それと6条の不在地主のことを含め、私の農地問題が先を行っていると感じています。

 空港のために力で取り上げることが許せない。43年間、力による空港建設は全く変わりません。法も民主主義もないし、金と力です。絶対に受け入れることはできません。よくお金の問題が出てきますが、離作補償に1億8千万円出すからよそに行ってやれと、そういうふうにお金で解決できるという傲慢な態度が私は許せないです。
 血を流して闘いつないできた歴史があります。戦前の小作争議や戦後の基地闘争の歴史を引き継いで三里塚闘争がある。絶対負けられません。オヤジは収用法と闘ったが、私は農地法と闘います。
写真の贈呈 7月5日に新聞報道で新たな攻撃が出されました。「第3の誘導路」計画と「へ」の字の緩和です。原因は、7月に使い始めた誘導路が、まったく危険で使いものにならないからです。そして萩原さんの畑や島村さんの家のように、空港の中に囲い込むというものです。ひどいものですが、自分は絶対に負けません。
 10・22に北延伸の供用開始が言われています。これも保安区域に東関東自動車道が走りたいへん危険で、無理に造ったものです。「年間30万回」「24時間空港」を叫んでいますが、これは、景気のいい話ではなく、世界に負け、羽田に負けていることの悲鳴です。そしてその奥にあるのは軍事空港そのものだと思います。
 労働者農民、市民が立ち上がることだと思います。
 先ほど裁判の話がありましたが、いま私の農地裁判は3つあります。空港会社から訴えられているものが2つと私が千葉県知事を訴えた行政訴訟です。
 11月22日に千葉のほうで私の農地取り上げに反対する会の集まりがあります。10月11日には反対同盟の全国集会があります。全国集会の勢いで千葉での11・22の集まりを盛り上げたいと思います。どうぞ皆さん、三里塚に一度来てみて下さい。お願いいたします。

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