- 2012年10月14日 11:47
―ビデオリンクによる証人隠し許すな!
明日10月15日、千葉地裁で市東さんの行政訴訟・農地法裁判がおこなわれます。
一連の裁判の中でもきわめて重要な法廷になることから、裁判に先立って、「違法な農地取り上げは許さない」という決意を込めた集会とデモをおこないます。ぜひ、集会・デモ、そして裁判の傍聴にお集まり下さい。
●千葉市内デモ
10月15日(月)午前11時50分~ 集会(千葉市中央公園)
午後 0時20分~ デモ出発
●行政訴訟・農地法裁判
10月15日(月)午後1時30分
千葉地裁601号法廷
石指雅啓証人(2006年当時国交省航空局成田空港課長)
明日の裁判は、市東さんの農地取り上げとの闘いが始まった当時、国交省航空局成田空港課長だった石指雅啓証人に対する証人尋問です。
この重要証人について、多見谷寿郎裁判長は、「ビデオリンク(テレビ会議)方式」でやることを強引に決定しました。証人尋問は、直接証人と対面して行うのが原則です。「ビデオリンク方式」なるやり方は、特例として性犯罪などの刑事事件で被害者の証人尋問に採用されたことはありますが、民事訴訟ではきわめて異例です。
多見谷裁判長は「ビデオリンク方式」でやる理由を「海上保安庁の要職にあり遠隔地(神戸)に勤務しているから」と言います。それなら神戸に出向いて直接尋問するという弁護団の申し出も却下する姿勢はまったく不当です。“証人隠し”そのものです。
こうした訴訟指揮の下では公正な裁判はおこなえないと、弁護団は前回の法廷で多見谷裁判官を忌避しました。ところが忌避申し立てを文書で提出した翌日に、千葉地裁民事第1部はこれを却下したのです。これに対する抗告を、東京高裁も異例の早さで却下しました。
露骨な証人隠しと不当きわまりない訴訟指揮は、まさに「国策裁判」のやり方です。
農業を生き甲斐として働く農民・農業つぶしの攻撃を、絶対に許すことはできません。
証人隠しは許さないという怒りを込めて、集会、デモ、傍聴闘争を闘いましょう。明日の結集をよろしくお願いいたします。
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