――3・29集会の勝利、現闘本部裁判での証人取消撤回勝ち取り意気上がる
■4月5日、三里塚第一公園で恒例の団結花見会を盛大に開催しました。「午前中まで雨」の天気予報に気をもみましたが、ふたを開けてみるとすばらしい天気。桜も八分咲きで反対同盟・支援を〃歓迎〃するかのよう。意気あがる花見会となりました。
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――北原事務局長、萩原事務局次長らの証言で、結審策動を粉砕しよう
3月12日、千葉地裁包囲闘争に
立った反対同盟と労農学
■4月21日の市東さん行政訴訟、農地法裁判につづいて4月23日、午前10時30分から千葉地裁の新館601号法廷(傍聴席約70席)で天神峰現闘本部裁判の弁論闘争が闘われます。仲戸川隆人裁判長の結審策動との大決戦です。傍聴闘争への取り組みをお願いします。
■3月12日の現闘本部裁判における仲戸川裁判長の訴訟指揮は、三里塚裁判闘争史上でも前代未聞の暴力的なものでした。民事訴訟法上の手続きによる裁判官忌避を請求されていながら違法に法廷を開廷し、反対同盟が抗議の出廷拒否を行う中、欠席裁判で、いったんは裁判長自身が合意し、期日指定まで行っていた反対同盟3人の証人調べを勝手に取り消したのです。そして事実上の結審となる審理打ち切りを強行してきました。
■これは後述するように、早ければ今夏にも現闘本部の撤去(強制執行)攻撃が現実化するというとてつもない攻撃でした。反対同盟と労農学はただちに反撃を開始しました。3月18日、仲戸川裁判長を弾劾する第1回の抗議情宣を千葉地裁前で行いました。
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――「法廷を総決起集会の場にした」 北原事務局長、堂々3時間の証言、弁護団先頭に裁判長弾劾の意見陳述やりぬく
■4月23日の現闘本部裁判は、北原事務局長の3時間にわたる証言を先頭に、意気高く闘いとられました。仲戸川裁判長の結審策動を阻止し、成田空港会社も圧倒する画期的な弁論闘争として勝利しました。
■3月12日に仲戸川裁判長は、反対同盟側3人の証人調べを取り消しましたが、反対同盟はただちに地裁前の連続的なビラまきと宣伝カーを使った仲戸川弾劾の宣伝活動に立ちあがりました。さらに3・29全国集会は3・12訴訟指揮の暴挙弾劾を大きなテーマとして画期的な成功をかちとりました。そして、弁護団が同盟側3人の証人を再請求するとともに、千葉地裁所長への抗議闘争などを展開しました。
■その結果、3月31日、仲戸川裁判長は証人取り消しを撤回しましたが、しかし、証言時間を大幅に削る方針を打ち出していました(当初2日間だったものを1日に縮めた)。これに対しても弁護団は、4月14日、証言時間の復元と弁論冒頭での30分の意見陳述を要求。仲戸川裁判長はついに4月20日、証言時間短縮についても撤回する回答を余儀なくされたのです。
■こうした勝利の上にかちとられたこの日の弁論は、最初から千葉地裁、空港会社を圧倒するものでした。冒頭、弁護団が30分にわたりこの間の訴訟指揮に対する抗議の意見陳述を行いました。5人の弁護士が代わる代わる仲戸川裁判長に対し「法律家として恥ずかしくないのか」「千葉地裁の見識を疑う」との激しい言葉で「謝罪」を迫りました。70席の傍聴席を埋めた傍聴団からも呼応した激しい弾劾の声があいつぎました。報告会で萩原進事務局次長はこの状況を「法廷を総決起集会の場に転化した」と表現したのです。
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―5、6月闘争で反撃を
■国土交通省と成田空港会社は、4月22日、東峰部落に対して、北延伸滑走路の10月末供用開始を通告するとともに、新誘導路については、それよりさらに3カ月前倒しして、7月に運用を始める、との意向を伝えてきました。
■上述の10月末供用開始に伴って、航空会社の意向で、ボーンイング747のいわゆるジャンボ機も飛行させる、としてきたのです。地元住民をどこまで愚弄すれば気がすむのでしょうか。そもそも北延伸計画自体が耐え難い騒音地獄の拡大です。それを勝手に半年も前倒しするなど許せない上、新誘導路については7月に供用開始するというのです。
■三里塚闘争は、北延伸供用開始攻撃との重大な決戦を迎えました。私たち反対同盟は、今こそ「空港絶対反対・一切の話し合い拒否」「農地死守・実力闘争」の大原則を確認し、2002年暫定滑走路開港阻止以来の闘いにともに進むことを皆さんに訴えます。
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