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デタラメな道路廃止を徹底追及

 

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 12月10日、千葉地裁民事第3部(多見谷寿郎裁判長)で団結街道裁判の弁論が開かれました。
今回の裁判では2つの点で被告の成田市と成田空港会社(NAA)を追及しました。
ひとつめは、この間、成田市とNAAが持ち出してきたとんでもない主張についてです。

 

 同盟側が道路廃止の不当性との関連で第3誘導路の違憲・違法性を主張していることについて、「第3誘導路の工事実施計画変更処分については公定力があるからこれについて争うことは認められない」というのです。「公定力」とは、「行政行為は正式に取り消されない限り効力がある」というような考え方です。そして、「第3誘導路を理由にした道路廃止の不当性は認めない」というのです。これはとんでもない論理のすり替えです。
同盟側は、道路廃止と密接不可分の第3誘導路の違憲・違法性を主張していますが、第3誘導路が違憲・違法だから道路廃止が不当だなどとは言っていません。 団結街道は、市東孝雄さんをはじめ、地域住民の営農と生活に欠かすことのできない道路だったのであり、これを一方的に廃止してしまうこと自体が前代未聞の暴挙です。「ペテン的な言い逃れは許さない」弁護団の気迫のこもった追及がおこなわれました。
ふたつめは成田市がNAAに対し格安で道路を売り飛ばした問題についてです。
成田市による不動産鑑定の著しい不当性を具体的な他の事例を示して追及し、癒着の実態を暴露しました。
次回期日は4月28日(月)10時30分からです。
裁判終了後の記者会見・報告会では、弁護団による説明と質疑の後、動労千葉、関西実行委員会、市東さんの農地取り上げに反対する会から挨拶をいただき、萩原進事務局次長がまとめの発言をおこないました。

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