千葉地裁は農民殺しの手先になるな!

 10月26日、千葉地裁に赴いて耕作権裁判の本田晃裁判長(民事第2部)に対し、「空港会社の手先になるな」「真っ当な訴訟指揮を行え」と申し入れを行いました。
 耕作権裁判で成田空港会社(NAA)が明け渡せと言っている場所は、市東さんが祖父の代から引き継ぎ、耕し続けてきた畑です。あらゆる記録や証言がそのことを示しているにもかかわらず、NAAは市東さんを「不法耕作者」呼ばわりしているのです。断じて許すことはできません。
 NAAが位置特定の証拠として出してきた「境界確認書」「同意書」は偽造されたものです。私たちはそれを裁判で明らかにしてきました。逆にNAAは偽装文書であるからこそ、作成に関する交渉記録も関わった人間もひた隠しにしています。この裁判には、まだまだ明らかにしなければならない真実がたくさんあります。
 にもかかわらず前回の弁論で本田裁判長は、「もう16年も経つので、そろそろ次に」などと、真実を明らかにすることを放棄するかのような姿勢を示しました。
 農地は私たちの命そのものです。いつだれがどのように作成したかもわからない偽造文書で奪われるわけにはいきません。
 民事第2部の書記官室を訪ね、本田裁判長との面会を求めました。書記官は「裁判長は法廷以外の場では会わないことになっている」の一点張りで私たちの要請を拒否。伊藤信晴さんが申し入れ書を読み上げ、「必ず渡していただきたい」と書記官に手渡しました。
 申し入れ行動の後、裁判所前で宣伝カーを使った情宣を行い、昨日の文書送達も含めて、農地強奪の攻撃を徹底弾劾してシュプレヒコールをあげました。
 NAAの意を受けて、実際に強制執行を決定し行うのは千葉地裁です。「千葉地裁は農民殺しの手先になるな!」の声を上げましょう。

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