3労組が強制収用中止を求める申し入れ

 15日間決戦を構え、強制執行を阻止し続けていますが、「執行間近」を思わせる警察権力の動きに、現場の緊迫感は高まっています。ぜひ明日の天神峰現地闘争、そして座り込みに駆けつけてください。
 農地取り上げ強制執行の問題がさまざまな形で知れ渡りはじめ、「農地を奪うな!」の声も広がっています。ブログでの紹介が遅れましたが、1月26日、動労千葉、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部、全国金属機械労組・港合同の3労組が成田空港会社に対して強制収用中止を求める申し入れをしてくれました。
 以下、紹介します。

市東孝雄さん耕作地の強制収用中止を求める申入れ

成田国際空港会社
取締役社長 田村明比古殿

私たち三労組は、三里塚芝山連合空港反対同盟と連帯し、ともに闘い続けてきた立場から、成田国際空港会社が千葉地裁に申し立てた市東孝雄さんが耕す天神峰農地に係わる「建物等収去命令」と「工作物収去命令」を直ちに取り下げ、強制執行を行わないよう強く申し入れるものである。
対象とされた農地は、市東家が三代・百年にわたって耕し続けてきた農地であり、市東孝雄さんに耕作権があることは明らかである。また、農地の強制的な収用手続きを進める成田国際空港会社のやり方は、前身である空港公団が、1993年に「あらゆる意味において強制的な手段はとらない」と誓約した経緯や、強制執行を行わなければならない緊急性、必要性がどこにもないこと等を考えれば、不当極まるものであることも明らかだ。
さらに、この間の防衛力強化・大軍拡をめぐる議論の中で、浜田防衛大臣が成田空港と下地島空港の軍事利用を明言していることを見れば、強制執行の画策は「機能強化」に名を借りた軍事転用計画だと言わざるを得ない。
従って、表記のとおり強く申し入れるものである。
2023年1月26日

国鉄千葉動力車労働組合
全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
全国金属機械労働組合・港合同

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