7月16日、千葉地裁民事第3部(内野俊夫裁判長)で団結街道裁判が開かれました。
団結街道を廃道にした経緯・根拠・手続きなどを明らかにするために、小泉一成成田市長の証人採用が不可欠ですが、元成田市道路管理課主任・松本光平の証人採用で「小泉証人は不要」とする訴訟指揮をひとまず打ち砕きました。 開廷するとすぐに、弁護団は意見書を朗読して、市長の証人採用が絶対に必要であることをあらためて主張しました。
裁判長に促され、成田市が用意してきた松本は証人としてまったく不適切です。
決まったことを上司の指示で実行していただけです。昨年2月の証言で「わからない」「記憶にない」を繰り返した元成田市土木部長・中村壽孝よりもはるかに下の立場で、どうして責任ある証言ができるでしょうか。
しかし、内野裁判長は、「市長の証言が必要ないと決めたわけではない。まずは松本の陳述書を出してもらって判断したい」と言って、松本証人採用を口実に「小泉証人不要」に向かう見えすいた訴訟指揮を行いました。
弁護団全員の猛然たる抗議と傍聴席から弾劾の声にうろたえながらも、裁判長は姿勢を変えず、被告・市に対して、松本の陳述書を9月17日までに提出することを促しました。
「本日に松本証人採用を決めてしまおうとする裁判所の思惑を打ち砕いた」(弁護団事務局長・葉山岳夫弁護士)わけですが、次回が小泉証人採用をめぐる正念場になりました。次回期日は11月1日(金)午前10時30分です。ぜひ、傍聴にお集まり下さい。