内田裁判長は3人の証人を採用せよ!

 

 10月28日、千葉地裁民事第2部(内田博久裁判長)で、8カ月ぶりの再開となった耕作権裁判が開かれました。
 この日はまず裁判官の交代にともなう更新意見が行われました。
 弁護団は、市東さんの畑の一部を「不法耕作」だとする空港会社の主張に対して、それが事実誤認であることを詳細に論述し、あらためて関係文書の開示を求めました。さらに市東さんの耕作が正当であることを裏付ける「元永メモ」の重要性を論述して、これを調べるよう迫りました。
 次回の期日は来年の2月3日(月)午前10時30分からです。 ただし、前述したとおり弁護団は文書提出命令をさらに2件申し立てており、地裁の決定いかんでふたたび裁判が中断することもあります。

 耕作権裁判に続いて、新やぐら裁判が行われました。
 裁判は証人尋問の段階に入りつつあります。内田裁判長は、今後の証人調べの期日として12月16日、1月22日、1月30日の3回分の法廷を確保したとして、きちんと証人調べを行うかのようなそぶりを示しますが、問題は採用される証人です。
 この裁判は市東さんの天神峰農地に建つ反対同盟所有のヤグラ・看板などの4つの物件について、NAAが「収去と土地の明け渡し」を求めて提訴したものです。しかし、NAAが「旧地主から土地を取得した」としていること自体がそもそもとんでもない違法・無効であり、証人調べで明らかにすべき重大な争点です。
 弁護団はすでに「敵性証人の必要性に関する意見書」を提出し、この中で①法理哲二(元空港公団用地部用地課長代理)、②浅子直樹(元公団用地部長)、③黒野匡彦(元空港公団総裁)の3人の証人調べが絶対に必要であること明らかにしました。
 法理は旧地主との土地の買収交渉を直接担った人物で、浅子は買収当時用地部の要職にあったことが推察される人物です。その交渉の具体的中身を解明する上で、証言は必要不可欠です。
 黒野元空港公団総裁は、04年にNAA社長に就任し、05年には東峰地区に宛てて「謝罪」の手紙を送りました。「用地取得のために今後は強制的手段は二度ととらない」と社会的に公言した空港公団=NAAの最高責任者であり、その真意が問いただされなければなりません。
 原告NAAは、「事実関係には原告・被告の間で争いがないから証人として必要ない」などと居直っていますが、問題は内田裁判長の訴訟指揮です。
 内田裁判長は8月の進行協議で「すでに農地裁判で判決が確定していることを前提とすれば、敵性証人の採用は困難」との見解を漏らしていて、実際の採否を「10月30日の進行協議で双方の意見を聞いて判断する」などと「3人不採用」の結論ありきの姿勢を露骨に示したのです。
 弁護団が次々に立って徹底的に弾劾しました。傍聴席からも怒りの声が次々と裁判長にたたきつけられ、動揺した内田裁判長はたびたび応答不能になって黙り込んでしまいました。法廷は最後まで怒りの声、抗議の声が充満し続けました。

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