3・27芝山現地闘争にご参加を

 私たちは昨年2月の相川勝重前芝山町長による施設貸し出し拒否の処分以来、約1年にわたり審査請求をたたかってきました。芝山町は2月18日、処分を取り消すと裁決し、「結果を真摯(しんし)に受け止め、今後このような事案がないよう適切に事務の執行に努める」とコメントを出しました。
 私たちはこの勝利の上に3月27日、空港機能強化白紙撤回・第3滑走路建設阻止を掲げた集会を芝山文化センターで開催します。ぜひご参加ください。
 成田空港会社(NAA)は、B滑走路北延伸の工事を今年の秋に、第3滑走路の工事を来年度中に開始すると発表しています。
 今年2月の訪日外客数はいまだ19年比で1%にも満たない状況です。コロナをきっかけにリモート会議の拡大などで航空需要が元に戻ることは二度とありません。
 空港拡張の必要性がないばかりか、敷地2倍化のために広大な自然と農地を破壊することそのものが大量の温室効果ガスを発生させ気候危機をさらに進めます。運航を倍にすれば命に直結している問題である騒音・落下物の被害も倍となります。空港機能強化は白紙撤回しかありません。
 ウクライナで戦争がはじまり、第3次世界大戦・核戦争の危機が迫っています。成田空港は有事の際の兵站拠点に位置付けられています。日米軍事演習を頻繁に行い、大軍拡・改憲を進める岸田政権のもとで成田の軍事利用、労働者の戦争動員が現実のものになろうとしています。機能強化は成田の軍事利用の可能性がより増えるものでもあり絶対に認められません。
 市東さんの農地をめぐる攻防も正念場を迎えています。昨年6月の最高裁決定によって、NAAはいつでも市東さんの農地を奪える状況にあります。しかし、私たちの実力阻止の構えと地元や全国の闘う仲間の皆さんの「農地を奪うな」の声で、強制執行を阻み続けています。市東さんへの農地取り上げ攻撃は、空港機能強化策や戦争政策と一体のものです。市東さんへの強制執行を絶対に阻止しましょう。
 私たちの未来のために「巨大空港建設の時代」を終わらせましょう。今こそ機能強化反対の声を共に上げましょう。
 

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